tackeyのスポーツ観戦ブログ

カターレ富山中心にスポーツのことを書いていきます。

2020年J3リーグ 第34節 富山 vs 沼津 (A) ふり返り

 試合自体は後半途中からとハイライトしか観れていません。松澤選手のJ初ゴールが決まってよかったな、って思ったのもつかの間、逆転されて今シーズン終了しました。半年で34試合という過密日程でしたが、関係者の皆様本当にありがとうございました。

ポイントと気になったこと

 安達監督が契約満了になったため2年半を簡単に振り返ってみます。

2018年

 GW終了時点で最下位だったことから当時監督を勤めていた浮氣監督との契約を解除し、就任することになった安達監督。1年目に関しては前任者の戦術の強度を高めました。その結果、就任前2勝8敗の状態から10勝7敗5分まで持ち直しました。そして、最終節に満を持して [3-4-2-1] から [4-2-3-1] に変更して2019年へと進みます。

2019年

 今振り返ってみると安達監督がやりたかったサッカーができていたのは2019年前半だったと思います。相手陣地でボールを保持し、シュート数だけならリヴァプールと変わらないと言われる圧倒的な攻撃力。しかしなぜかフィニッシュだけことごとく決まらず、結果として中断明けまで中位に沈む、という展開でした。たぶんこの時期にゴールが量産できていれば今の状態にはなってなかったと思います。

 中断明け後、途中加入した平松選手とブレイクした大谷選手でついにゴール量産体制となり、昇格圏内に向けて猛追したものの、結果としては2試合残して昇格できないという結果でした。ただ、チームとしてもJ3降格後ずっと下降線が続いていた状態から一定の歯止めをかけることができ、2020年は本当の昇格候補としてシーズンを迎えることになりました。

2020年

 一言で言えばコロナによるタイトなスケジュールがカターレ富山に味方しなかった、という印象でした。過密日程対策として、ターンオーバー制を用いたものの結果が出なかったことで観てる方としてはストレスが溜まるシーズンだったなと。勝った試合の次に選手総入替して負けると、観てる方の気持ちとしてはなんでそんな選手起用するんだ、って思うんですよね。勝っていたら問題なかったはずなのですが。

 もっとも影響あったのは、昨年昇格できなった結果として左SBで無双気味だった前嶋選手が個人昇格してしまったポジションの代役が固定できなかったこと、OH佐々木陽次選手の長期離脱によって [4-2-3-1]、[4-4-2] といった4バックのフォーメーションでうまくいかなかったものと個人的には感じてます。左SBは本職の松原選手が初スタメンですぐ怪我してしまったり、佐々木一輝選手で固定できる、と思ったタイミングで怪我してしまったり、という不運もありました。OHに関しては花井選手起用したり平松選手をCFではなく1列後ろで起用したりしたものの結果がでず [3-4-2-1] に変えても結果がなかなか出ず、上昇気流に戻るのは佐々木陽次選手復帰後となってしまいました。復帰後は連勝が続くも時既に遅しで昇格できず、結果として黒部強化部長、安達監督ともに来シーズンの契約更新なしとなりました。

 一方で若手が躍動した年でもありました。GK齋藤選手、DF戸根選手・馬渡選手、CHが本業のはずなのに左SB, SHもやってた末木選手。そして今日ゴールをあげた松澤選手、来年の軸なってくれるんじゃないかと信じてます。宮城選手も残って欲しいけど...レンタルなので、J2チームに移籍されたら仕方がないかな、なんて思っています。


 今年は観客数が前年の半数以下という難しいシーズンになってしまいましたが、スタッフ・選手が例年以上にTwitterを始めとするSNSでチームのアピールをされたり、ここ数年の問題だった胸スポンサーがついに現れる、といった感じで会社としては飛躍の年になったんじゃないかと個人的には思ってます。来年、ピッチ内に関しては遠藤善主新強化部長がどのような監督・選手を連れてくるかはまだわからないのですが、来年は15チームという例年よりチーム数が少ないタイミングで昇格したいですね。祈ります。