tackeyのスポーツ観戦ブログ

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カターレ富山 石﨑監督退任について思うこと

 正直、1勝1分3敗のタイミングで左伴社長が声明を発表した時に今年は何があっても石﨑監督でシーズン終えるものと考えてましてた。まさかの監督交代です。いい機会なので色々書いておこうかと。

前提

 中の人がカターレ富山の試合を本格的に見始めたのはDAZN開始の2017年シーズンからです。また、カターレ富山は基本J2復帰を目標とし、途中いいところまでいって最後失速することが多い歴史があります。

DAZN中継開始後のカターレ富山

2017年シーズン

 浮氣監督のもと前半快進撃も、夏季中断明けから失速し中団に沈む。ネット上では前半よかったのは前任の三浦監督のパスサッカーの遺産と浮氣監督の守備構築が上手くいったけど、研究されたあとは対策打てずに中団に沈んだという意見が多かった認識です。

2018年シーズン

 続投に?がついていた浮氣監督を続投させ、選手を大幅に変更して臨むも、負けが多くなる & ホームで応援ボイコットなどあり、最下位に沈んだタイミングで安達監督に交代し、再構築のシーズンに

2019年シーズン

 ミルアカさんに決定力さえあればダントツの首位、と言われるほどサッカー内容はよかったもののゴールが決まらない試合が続き苦しい前半戦から、現ザスパクサツ群馬の平松選手の加入、および現ツエーゲン金沢の大谷選手のブレイクでJ2復帰あと一歩という結果に

2020年シーズン

 満を持してJ2復帰か、と思ったシーズンでしたがコロナ禍により6月末〜12月末までの変則シーズンになった & トレーニングマッチが出来なかった影響で安達監督が得点力ある平松選手をSHで起用したり、水曜試合がある週で選手のターンオーバーを行ったりした結果、ホームで負け越すなので成績振るわず、安達監督が交代となる。またこのタイミングで黒部強化部長も退任。

 なお、この年は山田前社長が中心となって頑張った結果、コロナ禍でも黒字という快挙がありました(胸スポンサーの復活やSNSの活用がよくなりはじめた年だと思ってます)。

2021年シーズン

 遠藤新強化部長の元、石﨑監督就任および藤枝MYFCの教え子3名を移籍で獲得など、チーム構成固まってきたあと、横浜FM・湘南・清水で社長を努めた左伴繁雄氏が就任。シーズン全体では2017年に似たような流れで、前半首位で折り返すも失速し最終的には2019年シーズンと同じ4位。

 1アンカーのシステムにこだわりすぎていたのと、控え選手が試合出れないことに不満を持っていたこともあり、続投で本当にいいのか?という意見がネット上ではあったものの続投

2022年シーズン(まだ途中ですが)

 2017-2018年の流れを彷彿とさせるような負け先行の序盤5試合、その後 社長声明「序盤戦を終えて」 – カターレ富山公式ウェブサイト を左伴社長が出したあと、途中5試合連続 1-0 で昇格圏を追走するものここに来てアウエー3連敗、アウエー3試合無得点、残り9試合で2位との勝ち点差8とかなり苦しい状況でヘッドコーチだった小田切道治氏を監督に昇格させる(今ここ)

このタイミングの監督交代に関して

 最初にも記載したとおり、監督交代するなら序盤5試合終了後だったと思っているので、このタイミングで交代するのはどうなんだろう?と個人的には思っています。

 一方、内部事情がわかっている左伴社長からは

サッカーの内容に見る課題(詳細は差し控えます)が昨年から大きく改善されていないこと 石﨑監督の退任について – カターレ富山公式ウェブサイト

という声明が出ているので、今のサッカー内容に満足いってなかったのだろうと推測してます。最後のほう改善されつつあるのかな、と思ったので意外でした(他にも表に出せない理由があるのかもしれませんが)

田切新監督に関して

 正直今年いっぱいの暫定監督なら小田切さんありだと思ってました。理由として左伴社長が下記でも明記してますが、長年カターレ富山に尽くされている地元富山県出身の方なので、将来監督になるとは思ってましたが、タイミングは慎重を期するべきと思ってました。

田切氏は地元富山出身の監督候補として、十分な研鑽を積んだ上で満を持した起用がなされるべきと考えておりました 石﨑監督の退任について – カターレ富山公式ウェブサイト

 2020年にも安達監督が上手くいってない時に暫定監督でいいから試してみれば、みたいなこと書いてました。

 とはいえ、正式監督として就任された以上、残された道は監督退任と同時にカターレ富山との縁が切れてしまう、という道になります。カターレ富山と小田切新監督の縁が少しでも長くなるよう、フロントには小田切新監督をサポートしていただきたいし、私含めサポーターも短期的な結果だけみて解任、とか言わずに長い目でサポートしないといけないと思います(とはいえ、来シーズン以降「降格」の可能性も出てくるので、降格争いに巻き込まれるようなことがあれば手を打たないとまずいですが)

カターレ富山の未来

 少なくとも2018年のサポーターが応援ボイコットした時代に比べて前向きな発言が増えていると思います、特に左伴社長になってからスタジアムで応援するコアなファンのTweetが前向きになった気がしますね。

 また、以前の社長のfacebookプロフィールの肩書が「元でんき屋現プロスポーツ興行団団長」だった時代に比べると売上高J3過去最高、ホーム興行時にスタグル大量出店、といった目で見える形で成果が出てきているので今の方向性を維持しながら進めばきっと未来は開けると思います。

最後に

 いろいろ書きましたが、小田切新監督の長期政権を期待します。また、約2年カターレ富山を指揮していただいた石﨑さんありがとうございました、新天地での活躍期待しています。